P2P(ピアツーピア)とは
peer-to-peerの略です。Peerとは『同等のもの』言う意味なのでP2Pは『同等なものから同等なもの』となります。
全てのPCからのネットワークが同等なので、特定のPC(固定サーバー)を用意しアクセスをを中継するのではなく、個々の端末同士が自立してデータの要求や、アクセスを行う自立分散が型のネットワークのことをいいます。
以前は、ナプスター(ファイル共有ソフト)が有名でしたが、現在はSkyepやLINEなどもP2P(ピアツーピア)を利用しており、現在では仮想通貨で注目度が高くなっているネットワーク方式です。
P2P(ピアツーピア)のメリットは
メリットとしては以下2点です。
・特定のサーバーにアクセスが集中しない為、負荷分散につながる
・特定のサーバーを立てる必要ないため、コストが発生しなくなる
仮想通貨の原点のビットコインは特定の国(中央政権)に依存しない新たな世界共通の通貨の仕組みを考える上で、上記2点のメリットからP2P(ピアツーピア)方式を考えつきました。
ただ、特定の国(中央政権)に依存しない場合、管理者をおいて監視することができない為、不正や改ざんをされ、データの整合性を担保できない危険がおきる可能性があります。
そこで、ビットコインでは管理者は特定せずに、ビットコイン取引に関わっている全てのユーザーが管理・監視できる仕組みとして、ブロックチェーンという技術を考えたことで、問題を解決してます。
P2Pは送金スピードが早い
P2Pの仕組みは法定通貨に比べて送金スピードが早い特徴がございます。
各銀行の振込データーを15:00に締切り、全銀ネットのシステムに送信します。
全銀にネットに入った各データの振込金額の差額を計算して翌日9:00までに全銀ネットのデータが各銀のに反映されて、送金処理が終わります。
各銀銀行 ⇒ 全銀ネットシステムにデータを集約 ⇒ 振込金額の差分を計算 ⇒ 各銀行
一方、仮想通貨の送金は集約することなく都度送金処理を行ってます。
ウォレット(Aさん)⇒ ブロックチェン(承認)⇒ ウオレット(個人)
集約せずに直接、送金するので振込スピードの差がでます。
ブロックチェーンは仮想通貨の取引データを第三者が複数の取引データを証明し1ブロックにまとめ、まとめたブロックは後から改ざんできない様に厳重なセキュリティを構築してます。