SBIバーチャル・カレンシーズが運営する『VCTRADE』という仮想通貨取扱関連事業が2016年11月1日に設立され、2018年6月4日に運営を開始されました。
2017年の12月に先行予約で口座開設したユーザーを対象に開始をしてましたが、2018年7月17から一般口座の開設申込みを開始ました。
取扱いの仮想通貨はビットコイン(BTC)・リップル(XRP)・ビットコインキャッシュ(BCC)の3通貨となります。
その様なSBIバーチャル・カレンシーズが運営する『VCTRADE』の評判やメリット・デメリットから取引手数料、入出金手数料、口座開設手順までを徹底的にまとめてみました。
目次
VCTRADE(VCトレード)とは
VCTRADE(VCトレード)とは2016年11月1日に設立した取引所でSBIホールディングスの100%子会社のSBIバーチャル・カレンシーズが運営する取引所となります。
SBIホールディングスは住信SBIネット銀行、SBI証券、SBI FXトレードなどの金融系から、SBIインベストメントのアセットマネジメント系、SBIアラプロモ、SBIファーマなどのバイオ系など様々な子会社を保有してます。
元々はソフトバンクの投資部門の子会社、ソフトバンクインベストメントとして立ち上がった会社です。SoftBank Investmentの頭文字をとってSBIホールディングスと社名変更して、2006年8月2日にソフトバンクの資本から外れて、完全に独立しました。
独立後の、SBI の略は『Strategic Business Innovator』と言う意味(戦略的な事業の革新者)に変更してます。
そのような、VCTRADE(VCトレード)は仮想通貨交換業者の登録(近畿財務局 第00005号)を受けており、国から正式に認められた仮想通貨取引所でもあります。
2018年1月30日に販売所形式のみでリップル(XRP)を試験販売を実施する予定でしたが、コインチェックのネム(XEM)のハッキング事件の影響で、セキュリティ対や資産の管理方法など見直し・強化する上で一定の時間を要すると判断し延期となってましたが、一定の整備が整った為、2018年7月17日から正式に開始されました。
予想での取扱い仮想通貨(コイン)
取扱いの仮想通貨はビットコイン(BTC)、リップル(XRP)、ビットコインキャッシュ(BCH)と3つとなってます。



VCTRADE(VCトレード)の特徴
SBIホールディングスが2018年3月期 第3四半期決算資料では仮想通貨の取り組みについて発表してます。
特にセキュリティに関しては外部との連携で強度化を行ってます。また、マイニング事業やICO事業など今後に期待をもてる事業展開も交渉してます。
セキュリティの高度化に向けた取組み
ウォレットセキュリティの高度化に向けてセキュリティレベルの高い、海外企業と業務提携し共同開発でセキュリティを高度化させるようです。
SBIバーチャル・カレンシーズ自体での徹底したリスク管理、プラス先進的技術のある以下の外部企業と取組みセキュリティ高度化を一層推進させる様です。
- 英国 nChain社:仮想通貨セキュリティ、ビットコインキャッシュ(BCH)戦略的支援提携
- 韓国 A社:動的セキュリティシステムの開発
- 台湾 B社:ブロックチェーン資産のコールドウォレットサービス提供
- デンマーク C社:ブロックチェーン資産のホットドウォレットサービス提供
※参照:2018年3月期 第3四半期決算資料_P102
ビットコインキャッシュ(BCH)中心としたマイニング事業
2017年8月に設立したSBI Crypto でビットコインキャッシュ(BCH)を中心に海外でのマイニングを行うと発表してます。
マイニングで手に入れたビットコインキャッシュ(BCH)を含む、仮想通貨をSBIバーチャル・カレンシーズの販売所で提供することも考えられますね。
2018年度中に運用開始するとの事なので、分かり次第、報告致します。
※参照:2018年3月期 第3四半期決算資料_P107
将来的にはホールディングス体制でICOによる資金調達を実施
仮想通貨関連事業の子会社7社のを束ねたホールディングス体制で仮想通貨全体の事業を行っていくようです。
SBIクリプトカレンシーホールディングス
- SBI Crypto:マイニング事業
- SBIバーチャル・カレンシーズ:仮想通貨取引所
- SBA Capital Base:ICOプラットフォーム
- SBI CoVenture Asset Management:仮想通貨 投資助言サービス
- T1R(USA):ICOコンサルティング
- BCause(USA):仮想通貨デリバティブ
- DigitAEX Limited(HK):仮想通貨取引所
※参照:2018年3月期 第3四半期決算資料_P111
各種手数料
現物取引手数料
全て無料となります。
※取引レートにはスプレッド(買値と売値に差)があり、このスプレッドが実質的なコスト(手数料)となります。
入出金手数料
住信SBIネット銀行経由であれば、出金金額かかわらず、51円(税込)ですので非常にお得です。
銀行 | 入金 | 出金:3万円未満 | 出金:3万円以上 |
---|---|---|---|
住信SBIネット銀行 | 無料 | 51円(税込) | 51円(税込) |
上記銀行以外 | 無料 | 165円(税込) | 258円(税込) |
VCTRADE(VCトレード)のメリット
ユーザインターフェイズ(UI)シンプルでわかりやすい
VCTRADEのログイン後の画面です。
チャートと現在の売買価格の表示、価格の上昇・下降率を1つにまとめたシンプルな表示となってます。
銘柄選択では、リップル(XRP)、ビットコイン(BTC)、ビットコインキャッシュ(BCH)の切り替えができます。
チャートボタンでは表示・非表示を選択することができます。
下にスクロールすると、左側は注文画面で、右側は約定履歴と、注文履歴の表示になってます。
コチラのUIも非常にシンプルなので初心者にとっては非常にわかりやすいですね。
VCTRADE(VCトレード)のデメリット
スプレットが広い
VCTRADE(VCトレード)は販売所形式のみなのでスプレットが広いのが残念です。
手数料が無料ですが、スプレットを考えると、支払いコストが高くなってしまいます。
※2018年7月時点のでのスプレット
リップル(XRP)で約2.2円・ビットコイン(BTC)16,299円・ビットコインキャッシュ(BCH)1,355円となります。
安心感では、VCTRAD(VCトレード)はありますので、ガチホする場合は良いですが、デイトレやスイングトレードには不向きな取引所となります。
口座開設から取引までの流れ
情報が公表され次第、アップデートします。
VCTRADEの口コミ
VCTRADE(SBIバーチャル・カレンシーズ)の口コミは少ない状況ですが、一般公開した後はリップル(XRP)が高騰したようなので今後に期待ですね。
https://twitter.com/getmaxxrpandtrx/status/1020886916206551040
https://twitter.com/aomine_1111/status/1022490407261753345
残念だけど魅力を今は感じない…しばらく様子見です。#仮想通貨 #VCTRADE
仮想通貨 Watch: SBIの仮想通貨交換所「VCTRADE」が一般向けに新規口座開設の受付を開始.https://t.co/3NUnW2UdLh@GoogleNewsから— ここ♂(ここです。) (@kokotanmi) July 19, 2018
https://twitter.com/kasou_news/status/976210528325390336
https://twitter.com/tatsu_i/status/968667426261905408
https://twitter.com/Takatakamait/status/967946057144397824
まとめ
SBIバーチャル・カレンシーズは2016年11月1日設立されたSBIホールディングス100%子会社の仮想通貨関連事業会社です。
取扱仮想通貨はおそらく6種類と予測してます。コインチェックのセキュリティの問題から、開始時期を延期する対応は素晴らしいのではないでしょうか。
仮にSBIバーチャル・カレンシーズでハッキングされた場合、子会社でSBIネット銀行もありますので、かなりの影響を及ぼすと想定されます。
それゆえ、絶対にハッキングをされない様に慎重になっているかもしれません。
開始時期が分かり次第、アップデートしていきますので、SBIバーチャル・カレンシーズの口座開設を是非、検討してみてください
会社概要
運営会社 | SBIバーチャル・カレンシーズ株式会社 |
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英文表示 | SBI Virtual Currencies Co., Ltd. |
仮想通貨交換業者 | 関東財務局長 第00005号 |
貸金業者登録番号 | - |
代表者 | 代表取締役会長 北尾 吉孝 代表取締役副会長 浅野 恵造 代表取締役社長 齋藤 亮 |
本店所在地 | 〒106-6019 東京都港区六本木1-6-1 泉ガーデンタワー |
設立日 | 2016年11月1日 |
資本金 | 9億8,000万円(資本準備金を含む) |
主要株主 | SBIグループ100% |
加入協会 | 一般社団法人 日本ブロックチェーン協会 |